発達障害があると恋愛を諦めていませんか？
実際は発達障害があっても恋人やパートナーがいる人はたくさんいます。
今回は発達障害者が恋愛を諦める理由と恋人を作る方法を解説します。
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発達障害だと恋人ができにくい理由
ADHD（注意欠陥多動性障害）やASD（自閉症スペクトラム）といった、発達障害を抱えていると恋愛が難しいのではないかと思う方もいると思います。
ADHDの場合は、特徴である「不注意」「多動性」「衝動性」が原因でトラブルを抱えてしまうことが多く、ASDの場合は、特徴である「社会的コミュニケーションの困難」がトラブルの原因になることが多いです。
こういった困難も多くありますが、特性に合わせた対策や、特性を理解してくれる人と出会えれば、恋愛を楽しむことができます。
発達障害の方が恋愛が困難となる理由についてご紹介します。
コミュニケーションが苦手
発達障害の方はコミュニケーションが苦手な傾向にあります。
ADHDの方の場合は、周囲からの刺激で会話への注意がそれてしまったり、頭に浮かんだ話したい内容を矢継ぎ早に話してしまい、話が長くなってしまう、ということがあります。早とちりや思い込みにより、約束した内容を勘違いしていた、といったトラブルも起こりやすいです。
ASDの方の場合は、相手の気持ちを読み取る、言葉のニュアンスを読み取る、相手の気持ちを考えて発言する、といったことが苦手なため、相手を怒らせてしまうことがあります。また、空気を読むのが苦手なため、余計な一言を言ってしまったり、冗談を本気で受け取ったりしてしまい、雰囲気を悪くしてしまうこともあります。
コミュニケーションにおいても、自分の特性を相手に伝えておくことや、指示や約束ごとは細かく確認するなどで、すれ違いを防ぐことができます。
変な人と思われて避けられる
発達障害の方は、自分の興味関心に沿った行動が多く、自分の世界観を持っている方が多いです。
一般的な価値観や常識、考え方が通用しなかったり、自分のルールに固執した行動が多いものの、知的障害があるわけではないため、周囲からは気づかれにくいです。そのため変わっている人と思われる場合もあります。
付き合いが浅い人からは、合わない人と思われてしまい関係が続かない、といったこともあります。
また発達障害の方は、仲間を作ることよりも物に対する興味の方が強い傾向にあるため、広く人間関係を構築することも苦手です。
独自の世界観を持っている方が多いからこそ、相手に合わせることがストレスになる可能性も高いため、自分と合う人との関係を大事にすることが重要です。
発達障害でも恋人を作る方法
発達障害を持っていても恋人を作ることはもちろんできます。
しかし、ご紹介したように困難を感じる場面も出てくる可能性があります。
できるだけトラブルを回避し、円満な関係性を築くには、自分がどのような特性を持っているのかを理解すること、そしてその特性をパートナーにも共有し理解してもらうことや、特性に応じて対策を講じることが重要となります。
その上で、恋人を作るにはどのような方法があるのかを紹介します。
とにかく色んな人と出会い自分にあう人を見つける
自分の価値観と合う人、特性を受け入れてくれる人、理解してくれる人と出会うことが重要です。そのため、とにかく色々な人と出会ってみるというのが有効です。
例えば、趣味のサークル、カルチャースクールなどで知り合うと、趣味という共通の会話が生まれ、お互いを理解するきっかけを作りやすいです。
発達障害を持つ方は、コミュニケーションに苦手意識がある方が多いです。そのため、共通の話題があることで接点を取りやすく、コミュニケーションにおける負担が少なくなります。
また、SNSによる出会いも増えています。発信内容から、趣味や思考が合う方を探すことができます。事前に生活感やパーソナルな情報を理解した上で出会うことができますが、出会うことが目的のツールではないため、活用する際には注意が必要です。
同じ発達障害の恋人を見つける
発達障害の方の恋愛において、いつ発達障害であることを伝えるべきかで悩むといった方は多いのではないでしょうか。
また自分の特性を理解してくれる人と出会うことが難しいとなった場合、お互いを理解しやすい存在として、発達障害の方同士で出会うことも1つです。
発達障害の方の婚活パーティーやマッチングアプリなどもあります。
婚活パーティーであれば、友達と一緒に参加することも可能なため、知らない人といきなり話すのはハードルが高いと感じる方もカジュアルに参加することができます。
発達障害におすすめの出会い方
発達障害を持った方にとっては、特性を理解してもらえる人との出会いや、コミュニケーションに不安がある方はサポートを受けることで、恋愛が進みやすくなります。発達障害の方におすすめの出会い方をご紹介します。
マッチングアプリ
マッチングアプリは様々な人と出会いやすいツールです。
登録者数が多ければ多いほど、趣味趣向の合う人や、発達障害へ理解のある方といった、希望条件で出会える人の数も多くなります。プロフィール検索機能などを活用し、自分の趣味や特性と合った人とマッチングすることができ有効です。
また、マッチングアプリには恋活向けアプリと婚活向けアプリの大きく2種類があり、結婚を見据えた出会いや、より真剣な出会いを求めるのであれば、婚活向けアプリの活用もおすすめです。婚活向けアプリの中には、発達障害者向けアプリも存在します。一般的なアプリよりも登録者数は少ない傾向にありますが、発達障害の方との出会いを求めるのであればおすすめです。
マッチングアプリは家にいながら出会えること、実際に会うまでにメッセージを重ね、人柄を知ってから会えることもメリットとなります。
結婚相談所
結婚相談所とは、結婚を希望する独身男女に、出会いの場設定から交際までのサポートを一貫して行うサービスのことです。マッチングアプリと比較し、費用は高額になりますが、結婚への本気度が高い方に出会うことができ、サポートも充実しています。
結婚相談所を利用する際は、入会時に発達障害であることを伝える必要があります。昨今では、発達障害の方の婚活をサポートする結婚相談所も増えており、利用しやすくなっています。
また結婚相談所では、サポートがつくため、自分の性格特性と合っている方を紹介してもらえたり、婚活においての相談をしながら進めることができます。異性とのやり取りに苦手意識がある方にはおすすめです。また発達障害やメンタル障害に詳しい仲人さんがいる結婚相談所もあるため、メンタルが沈みやすい人は、メンタル面もサポートを受けながら婚活ができます。
ただ、入会時の審査はどこの結婚相談所も設けているため、発達障害がある場合、審査が通らない可能性もあります。
結婚相談所への利用に興味がある方は、無料相談を実施している所も多いため、一度相談してみるのもおすすめです。
発達障害の方の恋愛や結婚において、特性や困りごとをお互いに理解しながら関係を深めることが重要となります。周囲の人や必要に応じて専門機関に相談するなどしながら、恋愛を楽しみましょう。
